SEIKOMATIC-P 5106-8020
先週末は法事で帰省していたため、新しい作業はやっていません。ゴールドシールドの文字盤も
作業途中のまま。今週も金曜深夜から日曜までお出かけなので、作業はお休みです。
本日はSEIKOMATIC-Pを持ち出しました。先日はファイブDXと比較したらファイブの方が
いいと書きましたが、MATIC-P単体で見ると、これはこれでOKなんですよね。
ガラス風防の傷はクリア塗装でごまかしています。
この時計の特徴である押しボタンが仕込まれた竜頭は、リターンスプリングがなくなっているため
竜頭操作時にガタが大きいのが欠点ですが、頻繁に使う部分ではないので実用上の問題はありません。
竜頭に押しボタンを仕込むというのは、からくり的には面白いと思いますが、
ゴミが溜まってリターンスプリングがさびてしまい、押せなくなるトラブルは多かったものと想像します。
33個のルビーが使われていますが、飾り石はひとつもなく、爪石と振り石以外のルビーが
すべて受け石か穴石なのは立派です。
私が今まで分解したセイコーの時計では珍しく2枚重ねの三番車を採用して秒カナとのガタを
吸収しているので、秒針のふらつきは感じません。手首上での座りもよく、装着感は良好です。