RICOH Dynamic Auto 45J
またリコーです。つい先日やったばかりのような気がしますが。
今回はダイナミックオートの45石。33石は2,3個ありますが、45石は初めてです。12個のルビーが
どこに使われているのか興味津々です。
外観はご覧の通りで、文字盤、針は比較的きれいです。金めっきはけっこう剥がれていますが、緑青は
ラグの裏くらいしか出ていません。竜頭がオリエントのものですが、リコーの竜頭を持っていないので
そのままにするしかないでしょう。
裏蓋を外しました。機械もきれいみたいです。
ローターを外そうとして、ルビーを発見。数を数えると12個あります。
つまり、33石のモデルとの差はすべてここで、他は33石と同じであるということでしょう。
この時計を分解する目的の90%は達成しました(^_^;
針と文字盤を外したら、ややさびの出ている部品がありました。気にならないレベルでしょう。
日の裏側をがーっと分解して、表側の分解に入ります。
自動巻の輪列です。複雑な切換車を使わずに両方向巻き上げを実現しています。手巻きの感触は
最悪の部類に入ると思いますが。
表側もがーっと分解して洗浄して、がーっと組み立てました。
耐震装置が独特ですが、リコーパンチの時に作った爪楊枝治具が使えました。外す時もはめる時も
ワンタッチで傷を付ける心配もありません。楊枝のカスが出る可能性がありますが、それはロディコで。
日の裏側もガーッと組み立てました。
自動巻を付けるのを忘れていたので、文字盤をつける前にまた裏返して取り付け。
文字盤と針を取り付けて
ちょっと磨いたケースに入れて
完成です。