セイコー技術手帳~自動巻~
先日、「セイコー技術手帳~自動巻~」という資料を入手しました。1963年刊行の
だいぶ古い資料なので、セイコーマチックまでしか載っていません。
以後の機種特有の内容は当然書かれていないわけですが、
後の資料では書かれていないこと≒自分の知りたいことが予想以上に載っていて驚きました。
ページをめくると、まずはマジックレバーの機能と名前の由来の説明。なるほど。
その次はゼンマイの説明。この当時から香箱は基本的にメンテ不要とされていたようですが、
スリッピングアタッチメント部のすべりが悪くなってきてやむを得ず分解する場合、という
但し書きつきで、メンテの仕方が載っています。そこには、適度なすべり具合にするための調整として、
溶接してあるアタッチメントの曲げを変えると書いてありました。
滑りすぎる場合は広げる、滑らない場合は丸める。先日来私がやっていることが、
約50年前の作業要領書に載っていたのです。
「やむをえない場合の作業」という但し書きはつきますが、やっちゃいけないことではなかったと
わかって、ほっとしています。
だいぶ古い資料なので、セイコーマチックまでしか載っていません。
以後の機種特有の内容は当然書かれていないわけですが、
後の資料では書かれていないこと≒自分の知りたいことが予想以上に載っていて驚きました。
ページをめくると、まずはマジックレバーの機能と名前の由来の説明。なるほど。
その次はゼンマイの説明。この当時から香箱は基本的にメンテ不要とされていたようですが、
スリッピングアタッチメント部のすべりが悪くなってきてやむを得ず分解する場合、という
但し書きつきで、メンテの仕方が載っています。そこには、適度なすべり具合にするための調整として、
溶接してあるアタッチメントの曲げを変えると書いてありました。
滑りすぎる場合は広げる、滑らない場合は丸める。先日来私がやっていることが、
約50年前の作業要領書に載っていたのです。
「やむをえない場合の作業」という但し書きはつきますが、やっちゃいけないことではなかったと
わかって、ほっとしています。