2009-01-01から1年間の記事一覧

Libenham Landschaftその後

TiCTACへ行って、ラントシャフトを見てきた。ミディアムサイズしかなかったが、とりあえずTiCTAC限定の「月夜の湖面」を試着させてもらうことにした。しかし、メッシュブレスのバックルを一番遠いところに調整してもらっても、きつくて試着どころではなかっ…

今週の時計はSKAGEN 355XLSSB

今週の時計は、先日文字盤を拭いた355XLSSBである。秒針脱落、ムーブメント交換、文字盤クリーニングと、紆余曲折があったので実践投入してみる気になった。 クォーツだから、精度は何も問題ない。機械式の時は毎日朝晩誤差のチェックをするのが日課だったが…

SKAGEN 355XLSSBクリーニング

SKAGEN 355XLSSBクリーニング インデックスと分針に曇りがある355XLSSBをクリーニングすることにした。SKAGENの時計は裏蓋が小さいので、文字盤をいじるためには風防側から分解していく必要がある。 355XLSSは9時側にコジアケを入れる隙間があり、ケースを裏…

今週の時計

今週のお供はオールドナビタイマー。真夏暫定仕様としてラバーバンドを装着していたが、もうそれほど暑い日もないだろうということで、革に戻した。 その時に気づいたんだけど、Dバックル専用ストラップは尾錠用に比べて12時側が10mm長い。尾錠式ストラップ…

Libenham Landschaft

リベンハムのラントシャフトという時計に今興味を持っている。ケースのセンターに対して針の軸が右に偏っている時計だ。単にデザイン上の話かと思っていたら、長袖シャツを着ているときにも時計を見やすいようにという配慮があるらしい。竜頭が左にあるが、…

355XLSSB帰還

先日秒針が脱落したSKAGENの355XLSSBだが、修理に出してから1ヶ月経っても何の連絡もないので、秒針を付け直すだけなのに何ヶ月かかっているんだと電話をしてみたら、すみません戻ってきていますというので取りに行った。 心配していた秒針のズレはなかった…

クロノメーター認定時計の精度

先日、クロノメーター規格の内容について書いたが、その検査方法に沿って自分の時計を検査してみることを思いついた。検査対象はブラックバード。 温度に関して決められた数値を維持することは、一般家庭では不可能なので「ナンチャッテクロノメーター検定」…

今週の時計

ネタが底をつきかけてきたので(笑)、ありがちな「今週の時計」ネタで。 今週の時計はパチダトラ。本物を知っている人が見れば、すぐにおかしいと思うような文字盤だが、風防に低反射コーティングをして見やすくなっているため、たまに使用する。 ブレスの…

低反射コーティング

Yahooのブログは、書き込みを終えると他の人が書いた記事へのリンクが表示されることがある。興味を引くものは見ているが、そこに訪れた他の人のブログも、時計関連だと見に行ったりする。 そういう流れで、ある時計屋さんのブログに行き着いたのだが、その…

ラバーバンド

先日手に入れたオールドナビタイマーは革バンド仕様だったが、今の季節は革ではきついので、夏の間だけの暫定としてラバーバンドを買った。モレラートの、革バンドに似せた商品である。スティッチの模様などはよく雰囲気が出ているが、ラバー表面のテカり方…

時計用語

時計の専門用語は、初心者が戸惑うものが多い。特に、読み方。日本語の部品名などは古い時計から来ているものが多いらしく、どう読んだらいいのか迷うものが多い。地板(じいた)とか吉車(きちぐるま)とか香箱(こうばこ)とか。 読み方以外にも、どれが正…

7750コピーの改造構想

以前、パチのクロノグラフに搭載されている7750コピームーブが常時カレンダー早送り可であることを書いた。カレンダー送りの準備が始まっている時刻(0時前)に早送りすると、0時をすぎてもカレンダーはかわらないが、ブライトリングのB01だとさらに0時近辺…

時計の精度

腕時計の精度は、姿勢や温度の影響を受けることはよく知られている。各時計メーカーはそれらを考慮した設計や出荷テストをしているはずだ。わりと有名な?機械式時計を対象とした「クロノメーター」規格(ISO3159)のテスト内容を例に挙げてみると、 1.6時上…

続・B01の謎

ちょっと前に、ブライトリングの新ムーヴメントB01のカレンダー早送りについて書いたが、その後裏が取れたので書いておくことにする。 東京に出る機会があったので、スタジオブライトリングに行ってまとめて用件を済ませることにした。まずはブラックバード…

時計の精度の癖(4)

またまた所有時計の精度についてである。今回は、このブログで一番登場回数が多いパチのIWCスピットファイアークロノだ(実在しないモデルなので、今まで適当にパイロットクロノと書いてきたが、これからは一番近い実在モデルの名前にする)。 この時計はい…

時計の精度の癖(3)

ナビタイマーワールドもビッグパイロットと並行して調べた。これも、使用頻度はまだ少ないものの、日差が安定している印象をもっていて、先日精度を追い込んだばかりだから、ちょっと期待している。結果は次の画像。 先日、精度を+2,3秒に追い込んだはずだが…

時計の精度の癖(2)

次に、パチのビッグパイロットを調べてみた。これは今まで使用してきて、けっこう精度がよいという印象を持っている。 これもブラックバードと同様、ゼンマイをフルに巻いて時間合わせしたところをスタートとして、だいたい半日おきくらいに時刻と誤差を記録…

時計の精度の癖(1)

自分の時計の精度はやはり気になる。毎日だいたい同じような時刻に時計をチェックし、進み遅れが何秒あるかで一喜一憂したりする。同じ時計を毎日使っていれば、癖などは自然にわかってくると思うが、中途半端に数があると全部の癖を記憶しておくのは難しい…

BREITLING OLD NAVITIMER

またナビタイマーである。しかも、またオークションである。ナビタイマーワールドでちょっと失敗したはずなのに、全然懲りてないな。今は反省はしている。 オールドナビタイマーは、実はワールドより欲しかったモデルだった。本当なら、オールドナビタイマー…

SKAGEN 355XLSSBの秒針脱落

ある日、先日買ったばかりの355XLSSBを腕につけたまま寝てしまったのだが、翌朝見て驚いた。外はもうすっかり明るくなっているのに、示している時刻は2時14分。えっ!?と思ってよく見ると、秒針が止まっている。まさか、もう電池切れか?と思いつつ、指で軽く…

B01の謎

謎というわけでもないが、ちょっと前にブライトリングの新ムーブメントB01がどうやっていつでもカレンダー早送りを可能にしているのか、という話を書いた。中華7750と同じやり方だったら笑う、とも書いた。 しかし、さすがに中華と同じではなかったようだ。 …

IWC PORTUGUESE CHRONO

今、我が家の怪獣は、訳あって母怪獣と一緒に里帰りしている。怪獣のいない休日、やりたいことはいろいろあるが、とりあえず服を買いに行くことにした。ユニクロでもいいが、あそこはデザイン・サイズの面でおじさんが着られる服があまりない。そこでちょっ…

ナビタイマーワールドの中

オークションで落札したナビタイマーワールドは、外観はともかくとして、機械もそろそろオーバーホールが必要か?と感じられる部分がある。巻き上げがちょっと重い感じがするのと、手巻き上げのとき1回だけだがローターも共回りするという、パチでも見られた…

SKAGEN 355XLSSB

買う気満々で正規店に行ったら、秒針のズレがひどくて買わずに帰ってきたという話は先日書いた。後日、もう一軒の正規店に行ったが、そこには現物がなかった。取り寄せてもらって、秒針のズレがひどかった場合に違うのを取り寄せろと言う度胸もないので、そ…

カレンダー早送りの禁忌

機械式時計のカレンダー早送りについて、多少幅に差はあるものの午後8時くらいから午前3時くらいまではやってはいけない、ということが一般的に言われている。いつでも変更できることを売りにして登場したブライトリングのB01みたいなムーブメントもある。 …

結・IWC PILOT CHRONOGRAPHの悲劇

怪獣が寝静まった後、再びパイロットクロノの修理に取りかかった。まずはケースに入れず、文字盤の固定のみで早送りしてみた。すると、どうだろう。最初はちゃんと動いていたはずの条件で動かなくなってしまった。うーん。 文字盤を外して、動かしてみる。一…

新光時計店

先日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」という番組で、瀬戸内海の小島にある時計店の話をやっていた。見た人も多いと思う。修理の映像は、当然編集が入りまくりだと思うのですべての作業が入っているとは考えていないけど、気になった点がいくつか。 指サック…

完・IWC PILOT CHRONOGRAPHの悲劇

いろいろトラブル続きのパイロットクロノだが、やはりぶらぶら動く曜日板は気になるので、修理することにした。一番の懸案であるクロノ針の袴の緩みについては、もし発生したら爪切りか四つ割りでつまんで穴を締めることにしよう。 作業開始前の姿。SUNとSAT…

ブライトリングのDバックル パチvs. ガチ

先日買ったナビタイマーワールドに純正Dバックル付きストラップがついていたので、パチバックルと比較してみた。 ぱっと見は違いがよくわからないが、細かく見ていくと違いはある。まず、パチは各部の刻印が細く、浅い。折り畳み部の板厚も薄い。ヒンジの造…

ブライトリングDバックルの当たり対策

革ストラップの端を通しておくDバックルの輪っかの部分が腕に当たって痛い、というのが悩みの種だったが、対策を思いついた。それほど大げさなものではない。単に手首に当たるところにやや広めにあて布を貼るのである。今回貼ったのはのり付き起毛布。めがね…